LITE版P8「介護など」①これから介護はどうなる?

エンディングノートの書き方、「介護など」のページについて書きました。

自分や家族の介護を考えるうえで、これからの介護がどのような方向に向かうのかを理解してお

きましょう。

2025年問題
2025年問題、ご存知ですか?

2025年の日本は、団塊の世代が75歳を超えて後期高齢者になり、国民の3人に1人が65歳以上、5人

に1人が75歳以上という、超高齢社会を迎えます。医療費については、64歳までが年間18万円

なのに対して、75歳以上は90万円を超えます。介護費用は、65歳~74歳が、年間55,000円なのに

対して、75歳以上は、約53万円と10倍近い金額になります。何とも、おそろしい数字ですね。

国は、社会保障費の増加を抑えるため、病院で看取りを行う病院完結型から自宅あるいは介護施

設で看取りを行う在宅完結型に政策を転換しました。

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国が目指す「地域包括ケアシステム」は、介護保険制度の枠内では完結しません。なぜなら、慢性

疾患や持病を抱かえる高齢者にとっては、病気と共存しながら、いかに生活の質を保つのかという

ことが課題になるからです。医師や看護師による訪問診療、訪問口腔ケア、訪問リハビリテーショ

ン、訪問薬剤指導などの在宅医療が不可欠になるのです。各自治体が、医療と介護の連携をはかる

ことが求められていますが、積極的に行っているのは一部の自治体のみで、多くは、訪問医療がで

きる医師・看護師等の不足から、実現に向けて頭を悩ませているのが現状ではないでしょうか。

人口減少、高齢者増加、国の財政悪化ということを考えれば、将来の介護事情は決して明るいも

のでないことを、みなさんも感じておられるでしょう。自分が施設介護を望んでも、費用や介護者

不足が原因で、施設に入居できないかもしれません。家族が介護離職せざるをえないかもしれませ

ん。最悪のことを考えて、現状の家計を知る、将来の収支の予想を立てる、施設の情報を集めてみ

るなど、できることをやっていくほかないと思います。一日でも長く元気でいられるよう、体調管

理すること、いざというときに助けてもらえる仲間を作っておくことが、介護を乗り切る秘訣なの

かもしれません。

「40代・50代から始める 遺族に迷惑をかけない失敗しないエンディングノートの書き方」を読んで、これからの課題をみつけていただきたいと思います。製本版はお問い合わせください。

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