「介護」などのページ、告知についてみていきましょう。
ドラマのシーンで、お医者さんが、家族に本人が癌であることを知らせ、家族がお医者さに、「ど
うか、本人には言わないでください。」と言っているのを見た人は多いと思います。私も、告知
は、家族 → 本人という流れで行われるものだと思っていました。
ただ、最近は、事情が異なってきています。今は、多くの病院で、本人と家族に直接癌などの病気
を告知しています。家族が病院に来られない場合には、本人に「あなたは~です。」と告知しま
す。本人は、相当ショックを受けますが、特に大きな病院では、流れ作業的にその後の治療方針が
説明されることが多いようです。
エンディングノートには、□病名・余命を告知しないてください などと書いた欄もありますが、こ
の欄にチェックを入れても、実現しないことがあることは理解しておいてください。元気にコロリ
と逝けたら幸せです。私もそうありたいと思いますが、回りをみても、そうならないケースもあっ
て、人間、いつ、病気になってもおかしくないと思っています。
癌で死ねたら幸せという意見もあります。なぜなら、残された時間がある程度決まっているので、
その間にやり残したことなどができるからという理由からだそうです。
自分には関係ない、まさか、自分が・・・と思うのではなく、自分が告知されたら?と考えてみて
ください。何を望みますか?家族と今までと変わらない生活を時間の許す限り送りたいと思います
か?思い出の地にもう一度行きたい、あの人に会いたい、あの人との仲を修復したい・・・
一番に望むことを、これから実行できればよいですね。
「40代・50代から始める 遺族に迷惑をかけない失敗しないエンディングノートの書き方」を読んで、これからの課題をみつけていただきたいと思います。製本版はお問い合わせください。