LITE版P14「財産の記録」5.年金 6.保険

エンディングノートの書き方、「財産の記録」のページ、の5.年金、6保険について書きました。

5.年金
年金は、年金手帳を見ながら、基礎年金番号を書いておかれたらよいでしょう。毎年、日本

年金機構から送られてくる「ねんきん定期便」にも記載されています。平成27年10月に、共済年金

と厚生年金は統合されました。これにより、「ねんきん定期便」には、各共済組合等の加入記録も

表示されています。年金手帳や「ねんきん定期便」をエンディングノートと一緒に保管しておいて

もよいでしょう。

50歳以上で老齢基礎年金の受給資格期間を満たしている人の「ねんきん定期便」には、将来もらえ

る年金見込額が提示されています。年金受給は、ずいぶん先だという方は、年金見込み額を知るこ

とにより、将来のライフプランがたてやすくなります。また、将来のために貯蓄等できる期間も長

くなりますので、老後の選択肢の幅が増えるというメリットもあるでしょう。

私は、電子書籍「40代・50代から始める 遺族に迷惑をかけない!! 失敗しないエンディングノ

ートの書き方」の中で、早い時期からエンディングノートを書くことを提唱していますが、若いう

ちから将来の課題を知ることで、老後の選択肢が増え、自分が望む人生を送ることができる可能性

が高くなるからという理由からです。私自身も、子ども二人が家を出て、今は夫婦二人の生活を送

っています。親二人は施設に入り、いろいろ考えさせられることも多いです。自分たちの老後をど

う過ごすかも少しずつ考えていっています。「エンディングノートなんて、まだまだ早い」と思わ

ずに、将来、起こりうる課題を、是非、知っていただきたいと思います。

6.保険
保険で気をつけることは、保険金は請求しないともらえないということです。特に、死亡後にお金

がもらえる保険については、必ずわかるようにしておいてください。生命保険金だけではなくて、

医療保険などに特約がついて、死亡保険金がもらえるものもあります。入院後、死亡したのであれ

ば、医療保険も請求可能でしょう。民間の個人年金保険などで、年金受給前に死亡した、年金受給

中に死亡した場合なども、保険金を受け取ることができます。保険会社、証書番号、連絡先などを

エンディングノートに記入しておきましょう。記入が面倒であれば、保険証書をエンディングノー

トに挟んでおくだけでもよいでしょう。

 

死亡保険金は、受取人固有の権利なので、遺産分割協議の対象にはなりません。特定の相続人にあ

る程度の資産を遺したい場合は、受取人を特定の相続人に指定しておけば、他の相続人と争うこと

なく、保険金を受け取ることができます。ただし、次のようなケースは気をつけてください。

現金はごく僅か、長男には自宅を遺したいから、次男を死亡保険金の受取人に指定した場合、次男

は死亡保険金を受け取れますが、それに加えて、死亡保険金は相続財産には含まれないため、次男

は、長男がもらうはずの自宅についても相続権が発生し、長男に自宅の評価額の2分の1を請求する

ことができるのです。長男に請求するか、しないかは次男次第ですが、兄弟公平にと思ってやった

ことが、逆の結果になることもありますので、ご注意ください。

相続税がかかる人が、死亡保険金を受け取った場合、「500万円×法定相続人数」の金額が非課税に

なります。死亡保険金1,000万円で、相続人二人だと、500万円×2人=1,000万円が非課税になりま

す。資産がたくさんある方で、相続税を少しでも減らしたいと思っている方は、生命保険の加入を

検討されるのもよいでしょう。(将来、相続税が改正される可能性もあります)

 

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